宗像市のイチゴ栽培農家・イチゴ狩り農家を尋ねて。
訪問したのは、イチゴ栽培農家で、イチゴ狩り農園を経営している、山口農園を尋ねました。
ここは、宗像市田野にある、いちご栽培団地の中の、山口農園、イチゴハウスが10棟くらい有ります、 とりわけ大きな規模で農園を経営しており、イチゴ狩りの観光農園も運営しております。
一年前に一度訪問させて戴いておりましたが、良く覚えてくれており快く取材を了承いただきました。
素人の私は、イチゴはてっきり地面に植わっている物と思っていましたが、現実は、大違い、ウッドチップの中で、 栽培されている栽培施設に、改めて驚かされ、ハウス栽培の一端を、覗かせて戴きました。
農家経営の、ニユースは、テレビラジオで耳にしていますが、農業実務、管理面では、私の知っている農業とは、 ずいぶんかけ離れた、自動化、省力化が、進んでいるものだと、感心させられます。
イチゴは、イチゴ栽培ベットと言われる、2段に作られた、栽培ベットに、植え付けられています。
イチゴの果実は、前面の、保護ネットの上で、陽が十分当たるように、人間の手で移動しています。
葉っぱが、果実に、覆い被さらないように、くるくるの輪を作っている針金とワイヤーで、持ち上げられており、
露地から全く隔離した、水耕栽培の施設です。
科名・属名 |
: バラ科、イチゴ属 |
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原 産 地 |
: 北アメリカ、チリ |
性 状 |
: 耐寒性多年草 |
開花時期 |
: 3月〜4月 収穫時期 4月〜6月 |
樹高・草丈 |
: 15cm〜20cm |
花径・房径 |
: 約 3cm |
花 色 |
: 白 |
花 言 葉 |
: 尊重と愛情、誘惑、甘い香り |
撮影月日 |
: 2008.1.8 |
撮影場所 |
: 宗像市田野 イチゴ団地内 |
イチゴは、福岡県ブランドの、「幸の香」、甘くて粒が大きいのが特徴です。
写真のイチゴは男性でも一口で、口に入れるのは無理な位の大きさです。
イチゴ団地内では、他に福岡県ブランド、「アマオウ」も栽培されております。
イチゴの花、割と大型で、花径 20 mm くらい有ります。
このハウスのイチゴ棚のイチゴの苗は、花一杯です、シーズンはもう少し先になるとのこと。
各ハウス棟は、時差収穫できるように工夫されているようです。
水耕栽培施設
塩ビ管が見えますが、この塩ビ管の中に、管理棟から、肥料(液肥)がポンプで送られてきます。
液肥は、苗の、成長過程により、肥料の種類、肥料の混合比、濃度を管理されております。
管理棟で、管理されている、液肥は、ウイクリータイマーで、定時的に、ポンプで、送られて来ます。
肥料は、ランニングコストの中でも、大きな比重を占めているので、最適な濃度を、管理することで、
最小の、投資で、最大の収穫を得られるような、ノウハウがここに有るのですね。
水耕栽培の場合、流体は常時流して居ますが、こちらの場合、流体の肥料(液肥)は間欠で、
杉と桧のチップを、ウッドチップとして改良を加えた物を開発して居るとの事です、
このチップ材にタイマー制御により濃度調整された肥料(液肥)をパイプで送り込むシステムになっています。
園芸農家さんも、制御装置を含め、費用対収穫の研究に日夜努力され施設の開発まで手がけられているのですね、
この写真では感じませんが、大型の機械があちらこちらと、一寸した工場みたいな雰囲気です。
栽培ベットはこんな造りでした。
定植時に頻繁に使われる物らしいですが、散水施設の噴霧ノズルです。
水銀灯も各所に付いています。
こちらは、一般的な露地栽培のイチゴハウスです。
同じ、山口農園さんのハウスです、中央の道路の南側のハウス、4〜5棟が全て露地栽培のハウスでした。
参 考
お尋ねは下記へお問い合わせ下さい。
- 山口農園 (イチゴ狩り観光農園も同じ)
- 住所 福岡県宗像市田野
- 電話 090-4995-1056
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